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経営とは、未来を描くことである 24/52

  • 執筆者の写真: 中明知也
    中明知也
  • 6月9日
  • 読了時間: 5分

株式会社Minato 代用取締役 中明知也


経営とは未来を描くことである
経営とは未来を描くことである

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変わり続ける時代に、変わらず大切なもの

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皆さん、こんにちは。株式会社Minatoの中明です。

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


最近、ありがたいご縁で、ドリームサポート社会保険労務士法人さん主催の経営計画セミナーに参加させていただきました。代表の安中先生とは、株式会社Minatoを立ち上げた頃からのお付き合いです。 ドリームサポート社会保険労務士法人


単なる顧問社労士という関係を超えて、私は「同志」だと感じています。 お互い経営者として、立場を超え、真剣にぶつかり合い、議論を重ねてきました。今では、相談相手であり、よきライバルでもある存在です。


そんな安中先生が主催する経営計画セミナー。


さまざまな経営者が集まり、今期の事業戦略を練り上げ、未来に向けた設計図を描いていく場――。改めて、私自身が「経営とは何か?」という根本的な問いと向き合うきっかけとなりました。



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10周年を迎えるにあたって考えていること

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2024年、株式会社Minatoは創業10周年を迎えました。

振り返れば、がむしゃらに走り続けてきた10年でした。


目の前のことに集中し、仲間とともに事業を築き上げ、形を整えながら拡張してきた時間だったと思います。


そして、今。次の10年をどう生きるか――それが私の目下のテーマであり、今回の経営計画セミナーでも意識して取り組んだ視点です。




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情報収集、研修、そして言語化の試み

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この数ヶ月、私は様々な研修に参加し、書籍を読み、経営者仲間と語らい、情報収集を重ねてきました。


そして、頭の中を整理するように、事業計画書を何度も書き直しました。


「うちの強みは何か?」「どこを変えれば、さらに成長できるのか?」「今の市場環境は? 顧客のニーズは? メンバーの願いは?」


そんな問いに自分なりに向き合いながら、ようやくたどり着いた一つの答えがあります。


それは、「経営とは、未来を描くこと」だということです。




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経営者の仕事は「未来を考える」こと

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私が思うに、経営とは、「目の前の業務を回すこと」ではありません。もちろん、キャッシュフロー管理や仕組みづくり、採用なども大切です。


でも、もっと本質的な仕事は、「まだ存在しない未来」をイメージし、そこに向けて道筋を描くこと。


いわば、“未来の設計士”としての役割です。


その未来が

「顧客にとっても価値あるものか?」

「社会にとって意味があるか?」

「社員にとっても誇れる方向か?」


を常に問う必要があります。


そして、その未来像を描きながら、今この瞬間の選択や判断を積み重ねていく――。


それが、経営者の仕事であり、責任であり、面白さでもあると感じています。




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「具体と抽象」を行き来するということ

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私は以前のブログでも、「具体と抽象」について書きました。


経営者の役割もまさにこれです。


数字や業務、現場の声など“具体”の情報を的確にとらえながら、理念や世界観、構想といった“抽象”の世界へと昇華させていく。


そして、その抽象度の高いビジョンを、もう一度チームの言葉に落とし込み、具体的な戦略や行動計画へと転換する。


この“行き来”の繰り返しが、組織を動かす力になると私は思います。




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「虫の目」「鳥の目」「魚の目」

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経営に必要な視点として、よく言われるのが以下の3つの「目」です。

  • 虫の目:細部を丁寧に見つめる目。現場の変化や社員の声に敏感であること。

  • 鳥の目:高所から全体を俯瞰する目。会社の戦略や長期的な方向性を捉える視座。

  • 魚の目:流れを読む目。社会や時代の動き、顧客の変化、業界トレンドを読み取る力。


この3つの視点を自由に行き来できるようになること。それが、経営者にとっての“筋力”であり、判断の土台になると思います。




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利益は目的ではなく、未来の手段

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ここで一つ、経営において大切にしている考えを共有させてください。


私は、「経営者の使命は利益を上げることではない」と考えています。もちろん、利益は重要です。なければ会社は続きませんし、人も守れません。


でも、利益は“手段”です。


本来の目的は、「よりよい未来を描き、実現すること」なのです。


社員が誇りを持って働ける環境を整えること。

顧客が「Minatoでよかった」と思ってもらえる体験を届けること。

関わるすべての人が、少しでも豊かになれるような社会をつくること。


そのために、利益は必要だけれど、それだけが目的ではない。


私はこのことを、いつも心の真ん中に据えています。




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おわりに:経営に「正解」はなくても、「姿勢」はある

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経営には、明確な「正解」はないのかもしれません。


業界も違えば、組織も違う。市場環境も変わり続けます。


でも私は、「経営者がやらなくてはいけないこと」には一定の指針があると考えています。


それは、自分たちが目指す未来を明確に描き、その未来に対して誠実に、粘り強く、行動し続けるということ。


社員を信じ、顧客に向き合い、社会とつながりながら、何度でも立ち止まり、問い直し、軌道修正をしていくこと。


そんな姿勢を持ち続けることが、経営者の責任であり、覚悟であり、信念だと思っています。




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出会いと信頼に、心からの感謝を

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今回のブログを書くきっかけをくださった、ドリームサポート社会保険労務士法人の安中先生には、心より感謝しています。


経営計画セミナーを通じて、また新たな視座を得ることができました。


10年後のMinatoを、より価値あるものにするために――私自身もまた、経営者として学び、動き、成長していきたいと思います。


ここまで読んでくださった皆さまにも、感謝の気持ちでいっぱいです。ともに未来をつくっていける仲間として、これからもよろしくお願いいたします。





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