コミュニティの「広さ」が、人生を豊かにするということ 21/54
- 中明知也
- 5月24日
- 読了時間: 5分
更新日:5月24日
株式会社Minato 代表取締役 中明知也

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■ はじめに:ご挨拶と近況報告
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みなさん、こんにちは。
株式会社Minatoの中明知也です。
5月も後半に入り、初夏の気配が感じられる日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
今回は、Minatoとしても私個人としても、大きな節目となる出来事があったので、まずはその近況を少し共有させてください。
2025年5月17日、私たちMinato主催で初となる**麻雀大会「第1回 Minato杯」**を開催しました。
この大会は3人麻雀で行われ、ルールはザンリーグに準拠。参加者の皆さんにより公平かつ真剣に楽しんでいただけるよう、競技性を大事にしたフォーマットで運営しました。
私たちの麻雀チーム「MOONSHOT」からは、板川プロ・みきまやプロ・坂本プロといった実力派メンバーも参加してくださり、大会を大いに盛り上げてくれました。
細かい試合内容や写真レポートについては、以下のブログにまとめていますので、ぜひご覧ください。
初開催にもかかわらず、多くの方々の協力と応援に支えられて、無事にイベントを終えることができました。
特にザンリーガーの方々からの温かい後押しと、現場でのプロの皆さんの真剣なプレーには、主催者としても感謝しかありません。
あとから聞いて驚いたのですが、今回参加してくださった中には、実力ある著名な雀士の方もいらっしゃったようで…!本当に、多くのご縁と応援に恵まれていることをあらためて実感しました。
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■ 本日のテーマ:コミュニティの広さが人生を豊かにする理由
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さて、今日のテーマは「コミュニティ」についてです。
麻雀大会を通じて強く感じたのは、「人とのつながりの価値」でした。
参加してくださった方々、応援してくださった方々、企画から準備まで支えてくれた仲間たち…一つのイベントが無事に開催される裏には、たくさんの“つながり”と“信頼”があったということを肌で感じました。
そこであらためて考えたのが、人生において「コミュニティの広さ」が持つ力についてです。
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■ 人生を豊かにするのは「深さ」より「広さ」かもしれない
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もちろん、一つの分野を極めていく“深さ”も人生の充実には欠かせない要素です。
けれど、視野を広く持ち、さまざまな人と交わり、異なる価値観や文化に触れることで得られる「気づき」や「柔軟性」こそが、人生に彩りを与えてくれるものだとも思います。
私たちはつい、自分の世界の中だけで完結しようとしてしまいますが、その外に目を向けたときにこそ、成長のきっかけが生まれるのではないでしょうか。
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■ スティーブ・ジョブズが証明した「多様なつながり」の力
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アップルの創業者、スティーブ・ジョブズはこう言いました。
“Creativity is just connecting things.”「創造性とは、物事をつなげることにすぎない。」
彼の若い頃のエピソードには、カリグラフィー(西洋書道)の授業を受けたり、禅に傾倒したりと、いわゆる「ITとは関係のない世界」に触れた経験が多くあります。
それらの経験が、のちのAppleの製品デザインや哲学に色濃く影響を与えたことはよく知られています。
つまり、“別の世界の人たちとのコミュニティ”が、彼の創造性の源だったわけです。
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■ 「人間は、最も一緒にいる5人の平均になる」
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もう一つ、私が好きな言葉を紹介します。自己啓発の世界で知られるジム・ローンの名言です。
“You are the average of the five people you spend the most time with.”「あなたは、最も多くの時間を共に過ごす5人の平均である。」
付き合う人が変われば、思考が変わる。思考が変われば、行動が変わり、やがて人生が変わる。
これはビジネスでもプライベートでも言えることですが、どんなコミュニティに属するかが、自分自身の人生の質を大きく左右しているという事実です。
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■ ハーバードの研究が示した「幸せの鍵は人間関係」
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科学的な観点からも、コミュニティの重要性は証明されています。
ハーバード大学が80年以上にわたって追跡してきた「成人発達研究」では、最も幸福で健康な人生を送っている人々に共通する要素として、
「良好な人間関係を持っていること」
が挙げられました。
お金でも、成功でもなく、「信頼できる人とのつながり」が、人生の幸福度と深く関わっているということです。
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■ コミュニティの“広さ”を持つために必要なこと
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ここまで聞いて、「それならたくさんのコミュニティに属した方がいいのか」と思うかもしれません。
その通りではありますが、コミュニティを広く持てる人には、それなりの条件も必要だと思っています。
それは何かというと、**「人格・知識・技術」**の3つです。
人格:他者を尊重し、誠実にふるまえること
知識:多様な分野に興味を持ち、共通の話題を持てること
技術:何かの分野で役立てるスキルを持っていること
この3つが揃ってこそ、人は多様なコミュニティから歓迎されるようになります。逆に言えば、コミュニティを広げるためには、自分を磨くことが不可欠なのです。
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■ 麻雀も、人生も「人とのつながり」で面白くなる
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今回の麻雀大会でも、あらためてそれを感じました。
単なる勝ち負けではなく、「この人とまた卓を囲みたい」「この人の打ち方は面白い」「話が合う」という感覚こそが、イベントをより豊かにしてくれた要素だったと思います。
勝敗よりも、その場にいた「人たちの関係性」こそが記憶に残る。
これは、仕事でも人生でも、共通する真実ではないでしょうか。
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■ おわりに
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
人生を豊かにするヒントはたくさんありますが、その中の一つとして私は、「多くのコミュニティに属すること」を強くお勧めしたいと思います。
それは新しい視点に出会うチャンスであり、自分を成長させる機会であり、何より、人生に“面白み”と“厚み”を与えてくれるものです。
そして逆説的に言えば、コミュニティを増やすには、人格・知識・技術を磨く努力が不可欠です。
だからこそ、私はこれからも、人として信頼され、話していて面白く、必要とされる存在であることを目指して、自分を磨き続けていきたいと思っています。
麻雀という新しい試みを通じて、あらためて「人とのつながりの力」を感じた今、この気づきを胸に、次の挑戦へと進んでいきます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
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