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【Minatoの事業】事業の方向性(アフターコロナ)

更新日:2020年10月13日


株式会社Minatoも10月からおかげさまで7期目に突入です。

昨日は社員およびMinatoで一緒に働くパートナー様を交え、7期キックオフを開催しました。

キックオフ冒頭は弊社がご支援いただいている船井総研様より「他事業への挑戦」をテーマに講演いただき、今後のMinatoにおける事業の方向性を全員と共有しました。


今回のお話はMinatoの事業における今後の方向性についてです。


7期目を迎えたMinatoでは今期は「挑戦」していくべきとの判断から、これまでのSI事業だけでなく、以前ご紹介した「デジタルコンサルティング事業」「CRM事業」「格安SIM事業」にも本腰を入れて取り組み、さらに新規事業にも挑戦していきたいと考えています。



Minatoの課題

 

MinatoではこれまでSI事業を中心に事業展開してきましたが、今回のコロナ禍以前からあった課題に加え、コロナ禍による新たな課題を抱えています。


①Minatoの強みが分かりづらい

②Minatoの競争優位性が分かりづらい


これら課題はコロナ禍前よりあった課題ですが、大きな要因としては「Minatoが提供するサービスは目に見えて分かる”形”がない」ことにあると思っています。


我々自身は自社の強みとか競争優位性を感じているのですが、やはり”形”がないことで市場やお客様にはどうしても伝わりづらい現実も存在します。


以前各事業紹介にてお伝えしましたが、この課題を解決するために「目に見えるMinatoのサービス」ということで「CRM事業」「格安SIM事業」を組み合わせて、市場やお客様にも分かりやすいMinatoを作り上げていこうと考えています。


一方でコロナ禍による経済状況は想像以上に深刻で、現時点において多くの業界、企業で業績の悪化は免れず、結果ITへの投資どころではないといった状況に陥っています。

さらに今後を考えたときにMinatoの中核であるSI事業はどういう影響を受けるのか?時間が経過すれば回復するのか?・・・先行きは不透明な状況でもあります。


そこでMinatoの今後の事業の方向性を検討した次第です。

(それがキックオフで船井総研様にご講演いただいた「他事業への挑戦」ということになります。)



SI事業は今後どうあるべき?

 

今後本格的に新規事業を立ち上げていくわけですが、その前にMinatoの中核事業であるSI事業今後どうあるべきか?について船井総研様交え議論をしました。


Minatoの中核事業であるSI事業は今後大きく3つの方向性が可能性として考えられます。

(これはMinatoに限らずすべてのIT企業にも通じるものと思いますが、以下にご紹介します。)


①既存事業の垂直展開

②異業種参入へ水平展開

③既存事業を生かし異業種参入



以降で少し詳しくお話します。



SI事業 今後の方向性

 

①既存事業の垂直展開



Minatoにおける既存事業=SI事業は言い換えれば「無形の価値」とでも言うのでしょうか。

(そのために伝わりづらいということもあるのですが。。。)

目には見えないが確実に存在する価値を垂直に展開していくということは、「技術に磨きをかけ」→「価値を昇華させる」ということになります。


つまり、先ほども述べましたSI事業にCRM事業、格安SIM事業を組み合わせることとは異なりSI事業そのものを昇華させて価値を分かりやすいものにしていく・・・世の中の先例で言えば「GAFA+M」がその最たるものだと考えています。


※「GAFA+M」

  Google、Amazon、Facebook、AppleにMicroSoft、それぞれの頭文字を足したもの


Minatoがこれを目指せるか?と問われたときに正直なところイメージがわきません。

ですが、今後必要な取り組みでもあります。



②異業種参入へ水平展開


ここで言う「異業種」とは「有形(オフライン)」の世界を指していて、Minatoは「有形(オフライン)の価値」を提供していくということになります。


「有形(オフライン)の価値」も様々ありますが、Minatoがイメージするところで例を挙げれば「店舗」とかがそれに該当します。

「店舗」は誰の目にも分かりやすく何を提供しているのかは市場にも顧客にも伝わりやすいメリットがあります。(売れるかどうかは別の話ですが。。。)


Minatoは業界、業種に特化してお客様にサービスを提供しているわけではありませんので、Minatoのお客様は様々な業界、業種に渡ります。

なのである程度は特定の業界、業種に対しても知見を持っているつもりですが、これはあくまでIT企業から見たものに過ぎず、実際に自分たちでその業界、業種で事業を進めていくには知識不足、経験不足は否めません。


「挑戦」には相応しいかもしれませんが、まったくの異業種への参入は大きなリスクが伴うこともあり、これにMinatoが取り組むかと言うと「?」となります。



③既存事業を生かし異業種参入


既存事業(無形の価値)を生かして「有形の価値」を提供する異業種に参入する・・・ちょっと分かりづらいですね。


MinatoはあくまでITの世界に身を置く企業であり、それはこれからも変わりません。

ではそのMinatoが「有形の価値」を提供する異業種に参入するということはどういうことかと言えば、これを実践している先例が「Amazon Go」だと思います。


「Amazon Go」はAmazon社が展開するレジの無いコンビニといったものですが、その中身はこれまでAmazonが培ってきたIT技術の粋を結集したものと言えます。


Minatoが考える「既存事業を生かし異業種参入」はまさにこれで、Amazonとまったく同じことをやれるかと言われるとそうもいかないのでしょうが(Amazonはネットとは言え、もともとモノを販売してきたスペシャリストでもあるので)、Minatoもこの形を「今後の事業の方向性」と位置付けて実現したいと考えています。



まとめ

 

Miantoの中核事業であるSI事業を今後展開していくにあたり、コロナ禍による市場の変化はあまりにも大きなインパクトがありました。

これによって今後「MinatoのSI事業は成長させれるのか?」という大きな課題を突き付けられたように感じています。


そこでMinatoは今期(7期)に以下に取り組んでいこうと思います。


■7期の事業テーマ  「挑戦」

■7期の事業方向性  「③既存事業を生かし異業種参入」


もちろん既存事業であるSI事業も旧態依然のままではなく、少しずつでも進化させて成長を実現していくつもりです。


事業とは勝手に進化してくれるはずもなく、Minatoにおける事業の推進力は何と言っても「人財」です。

そのために今期は組織も大きく変えました。

少人数の会社なのに大手企業のように「事業部」「部」「課」といったように組織の細分化に踏み切ったわけですが、これは「人に合わせた組織づくり」ではなく「事業に合わせた組織づくり」に他ならず、さらにそのために必要な人財を明確にさせる意味合いもあります。

(Minatoでは前期から採用にも力を入れていて、昨日のキックオフもありがたいことに新しい顔ぶれの参加もありました。)



「戦略ありきの挑戦」


ただやみくもに挑戦するのではなく「戦略が大事であり、それありきの挑戦」を心掛け、新しいMinatoを実現していきたいと考えています。

(今後、新規事業が具体化してきたら是非また本ブログで紹介させていただきますね。)



雑談

 

個人的に故事成語とかが好きで、よく社内で話すときも引用、活用したりします。

※歴史好きってのもあるんですが。。。


今回新規事業に取り組むにあたり、私の心境(所信表明的なもの)を端的に表す故事成語は何だろう?と考えていたときに2つ思い浮かびました。


・「為すべきは人にあり、成るべきは天にあり」(杉田玄白)

・「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」(上杉鷹山)


どちらにも共通しているのは「何かを実現するためには人が最大限の努力(不退転の決意ぐらいかな?)をもって取り組むべきであるということ」、違うのは前者は「結果は天が決めるもの」後者は「結果をも人が実現できるもの」といったところでしょうか。(注)


(注)あくまで個人的解釈です。


ここに自身の性格が出てしまったかなと思ったわけですが、私は前者を選びました。

自分で言うのもなんですが、結構楽天的なところがあって普段からもやるだけのことをやったら後は「神のみぞ知る」ぐらいの気持ちでいることが多いためです。


「人事を尽くして天命を待つ」なんかも当てはまりますね。


最後は「結果オーライ」でいいと思ってるんですが(こんなこと言うと怒られそうですが。。。)後は「どれだけ最大限の努力ができるか?」が私の「挑戦」ですかね。


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