【初級編】第6回：繰り返し処理（for / while）

繰り返し処理

こんにちは、きょーすけです！

いつも読んでくださってありがとうございます

今回はいよいよ、プログラミングでよく使われる機能のひとつ、「繰り返し処理（ループ）」について解説します！

◆ 繰り返し処理ってなに？

日常生活でも、繰り返しってたくさんあります。

• 時計の針が1分ごとに進む
• 毎日同じ時間にアラームが鳴る
• エスカレーターが永遠に動いている

プログラミングでは、同じ処理を何度も繰り返すことができます。これを「ループ（loop）」または「繰り返し処理」と呼びます。

◆ for文の基本構文

まずは for 文です。Pythonでは次のように書きます：

python

for i in range(5): 
    print(i)

実行結果：

0
1 
2 
3 
4

▶ 解説：

• range(5) は「0〜4までの数字」を順番に取り出します
• i はその数字を受け取る変数
• インデントされた print(i) が繰り返し実行されます

◆ 実践①：1〜10までを表示

python

for i in range(1, 11): 
    print(i)

結果：

1 
2 
3 
4 
5 
6 
7 
8 
9 
10

range(1, 11) のように、開始値と終了値を指定できます。

（終了値は「含まれない」ので注意！）

◆ 実践②：リストの中身を表示

python

fruits = ["りんご", "みかん", "バナナ"] 

for fruit in fruits: 
    print(fruit)

このように、リストの要素をひとつずつ取り出して処理できます。

◆ while文の基本構文

次に while 文を見てみましょう。

python

i = 0 while i < 5: 
    print(i) 
    i += 1

結果：

0 
1 
2 
3 
4

▶ 解説：

• 条件（i < 5）が True の間、繰り返し実行されます
• i += 1 でカウントアップしないと無限ループになります！

◆ for と while の違い

▶ 使い分けのコツ：

• 「5回だけ表示したい」→ for
• 「〜になるまで繰り返したい」→ while

◆ break / continue を使ってみよう

▶ break：ループを強制終了

python

for i in range(10): 
    if i == 5: 
        break print(i)

結果：

0 
1 
2 
3 
4

▶ continue：スキップして次へ

python

for i in range(5): 
    if i == 2: 
        continue print(i)

結果：

0 
1 
3 
4

◆ ミニ演習：九九を作ってみよう！

python

for i in range(1, 10): 
    for j in range(1, 10): 
        print(f"{i} × {j} = {i*j}")

これは「入れ子のループ（ネスト）」と呼ばれる書き方で、表形式のデータを扱うときに便利です。

◆ 無限ループに注意！

python

while True: 
    print("無限ループ中…")

これは永遠にループが止まりません。

ターミナルが止まらなくなったときは、Ctrl + C で強制終了できます！

◆ よくあるエラー

❌ インデントを忘れる：

python

for i in range(5): 
print(i) # NG!

→ 正しくは：

python

for i in range(5): 
    print(i)

❌ 変数の更新を忘れる（while文）

python

i = 0 
while i < 5: 
    print(i) # i += 1 を忘れると無限ループ

◆ 練習問題：偶数だけ表示してみよう！

python

for i in range(1, 11): 
    if i % 2 == 0: 
         print(i)

結果：

2 
4 
6 
8 
10

% は「割った余り」を求める演算子です。

◆ まとめ：ループはプログラミングのエンジン

繰り返し処理を使うことで、**「大量の作業を自動化」**する力が手に入ります。

• for文 で回数が決まったループ
• while文 で条件付きループ
• break / continue で流れをコントロール

プログラミングがグンと楽になりますよ！

◆ 次回予告

次回はいよいよ「関数」の登場です。命令をまとめて再利用できる、とっても便利な仕組み。いよいよ”一人前”のコードの書き方に近づいてきます！

◆ おわりに（感謝をこめて）

今日も最後まで読んでくれて、本当にありがとうございました。ループを使えるようになると、できることの幅が一気に広がります。

最初は混乱することもあるけど、手を動かせば必ず覚えられます。きょーすけは、いつでもあなたの味方です。これからも一緒に頑張っていきましょう！

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それではまた次回。きょーすけでした！