【初級編】第9回:プログラミングで計算してみよう

プログラミングで計算してみよう
こんにちは、きょーすけです!
いつも読んでくださってありがとうございます
今回は、プログラミングでとってもよく使う「計算(演算処理)」について学んでいきましょう!
◆ プログラムで計算ができるって?
Pythonを使えば、電卓のように計算ができます。
でも電卓と違って、複雑な処理も自動で何回でも繰り返せるのがプログラムの強みです。
◆ Pythonの基本的な演算子
まずは、よく使う演算子をまとめてみましょう。
| 演算子 | 意味 | 例 | 結果 | 
| + | 足し算 | 3 + 2 | 5 | 
| – | 引き算 | 5 – 2 | 3 | 
| * | 掛け算 | 4 * 2 | 8 | 
| / | 割り算 | 10 / 2 | 5.0 | 
| // | 整数除算 | 10 // 3 | 3 | 
| % | 割り算の余り | 10 % 3 | 1 | 
| ** | べき乗 | 2 ** 3 | 8 | 
◆ 実際にやってみよう!
python a = 8 b = 3 print(a + b) # 足し算 print(a - b) # 引き算 print(a * b) # 掛け算 print(a / b) # 割り算(結果は少数)
Pythonでは、割り算の結果が**必ず小数(float)**になるのがポイントです。
◆ 四則演算の優先順位に注意!
数式と同じように、掛け算・割り算が先、足し算・引き算が後です。
python result = 2 + 3 * 4 # → 14
これを「2 + (3 * 4)」と解釈するんですね。
▶ () を使って順番を変えよう
python result = (2 + 3) * 4 # → 20
◆ 少数と整数の違い
Pythonでは、整数は int、小数は float という型で扱われます。
python print(type(10)) # print(type(3.14)) #
▶ 注意点:
python print(0.1 + 0.2) # 結果:0.30000000000000004
→ コンピュータの内部処理では、小数が少しズレることがあるんです。
◆ 実用例①:消費税の計算
たとえば、商品価格1000円に10%の消費税を加えるなら?
python
price = 1000 
tax = 0.1 
total = price * (1 + tax) 
print(f"税込価格は {total} 円です")
◆ 実用例②:割引価格の計算
割引率20%の商品なら?
python
price = 5000 
discount = 0.2 
final_price = price * (1 - discount) 
print(f"割引後の価格は {final_price} 円です")
◆ 実用例③:割り勘計算アプリ
python
total = int(input("合計金額を入力してください:")) 
people = int(input("人数を入力してください:")) 
amount = total // people 
print(f"1人あたりの金額は {amount} 円です")
// を使えば、小数点以下を切り捨てて整数で表示できます。
◆ よくあるミスとエラー
❌ 文字列と数値の計算
python price = "1000" print(price + 200) # エラー!
→ “1000” は文字列なので、計算できません。int(price) に変換して使いましょう。
❌ 割り算でゼロ除算
python print(10 / 0) # エラー!
→ ZeroDivisionError(ゼロ除算)になります。入力値などをチェックして防ぎましょう。
◆ 練習問題①:おつり計算機
python
price = 350 
payment = 500 
change = payment - price 
print(f"おつりは {change} 円です")
◆ 練習問題②:円の面積を求めよう
python
r = float(input("半径を入力してください:")) 
pi = 3.14159 
area = pi  r * 2 
print(f"円の面積は {area} 平方cmです")
◆ 数学的な関数を使ってみよう
Pythonには標準で math モジュールがあります。
python import math print(math.sqrt(16)) # → 4.0(平方根) print(math.ceil(2.3)) # → 3(切り上げ) print(math.floor(2.9)) # → 2(切り捨て)
◆ 計算を自動化できると?
- 請求書の計算
- 収支のチェック
- 時給計算や予算管理
など、**身の回りの数字を「自分の力で処理できる」**ようになります!
◆ まとめ:計算ができると一気に“実用的”に!
- 四則演算の基本をマスターしよう
- int と float の違いを理解しよう
- 実生活の計算をプログラムで再現してみよう
あなたのコードが「便利ツール」に進化していきます✨
◆ 次回予告
次回は、ついに初級編の集大成となるミニアプリに挑戦します!
第10回では「じゃんけんゲーム」を一緒に作ります。
プログラムが“考える・反応する・楽しませる”ようになる感動を体験しましょう!
◆ おわりに
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
「プログラミングで計算ができるようになる」って、ちょっと大人っぽくないですか?
何気ない数字も、自分のコードで操れるようになる。
それってすごく楽しいことだと思います。
あなたの一歩一歩を、きょーすけはずっと応援しています!
株式会社Minatoでは…
きょーすけが働く株式会社Minatoでは、「人としても、技術者としても成長したい」 という思いを持つ仲間を募集しています。
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もし少しでも共感していただけたら、ぜひ一度サイトをのぞいてみてください!
それではまた次回!きょーすけでした
 
                     
                                                             
                                                       
                                                       
                                                       
                                                       
                                                       
                                                      