【IT基礎編】第9回:AI・IoT・ブロックチェーン – 注目のテクノロジーたち

話題の「IT技術」、実際には何をしているの?
ニュースやビジネスの現場でよく耳にする「AI」「IoT」「ブロックチェーン」。でも、「聞いたことはあるけど、説明はできない…」という方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな注目のITテクノロジー3つについて、初心者にもわかりやすく概要と活用事例を紹介します。
AI(人工知能)とは?
AI(Artificial Intelligence)は、「人間のように学習・判断・予測する機能を持ったコンピューター技術」のことです。
代表的な機能
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画像認識(顔・物体を識別)
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自然言語処理(文章の理解や翻訳)
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機械学習(データからパターンを学習)
活用例
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チャットボット(自動応答)
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顧客データ分析(購買傾向の予測)
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自動運転(カメラ+AIで判断)
AIは「ルール通りの処理」ではなく、「経験から学ぶ」点が特徴です。
IoT(モノのインターネット)とは?
IoT(Internet of Things)とは、「さまざまな“モノ”がインターネットにつながって、データをやりとりする仕組み」です。
仕組み
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センサーがデータを取得
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ネット経由でクラウドに送信
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分析・自動制御につなげる
活用例
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スマート家電(冷蔵庫、エアコン、照明)
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工場の機器監視・保守
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農業(温度・湿度センサーで最適な栽培)
IoTは「リアルな現場」と「IT」がつながる世界を実現します。
ブロックチェーンとは?
————————————————————————————-ブロックチェーンは、「改ざんされにくく、安全な記録を残すことができる技術」です。
特徴
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データが「ブロック」にまとまって連結
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分散型で管理される(中央管理者がいない)
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一度記録されたデータは消せない
活用例
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仮想通貨(ビットコイン、イーサリアム)
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NFT(デジタルアートの証明)
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契約の自動化(スマートコントラクト)
信頼性が高く、金融・物流・医療など多分野で注目されています。
3つの技術の違い・関係性
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技術名 |
主な役割 |
関連分野 |
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AI |
判断・学習・予測 |
データ分析、画像・音声処理 |
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IoT |
モノの情報収集と通信 |
家電、産業、医療、農業 |
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ブロックチェーン |
安全なデータ記録 |
金融、契約、デジタル資産 |
これらの技術は単体でも使われますが、組み合わせることでさらに力を発揮します(例:IoT+AI+ブロックチェーンでスマート工場を実現)。
✅ まとめ
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AI=考える技術、IoT=つながる技術、ブロックチェーン=守る技術
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各技術は私たちの生活やビジネスに急速に浸透中
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基礎を知ればニュースも仕事ももっと面白くなる!
次回は、**第10回「セキュリティと個人情報保護の重要性」**です。ITを使ううえで欠かせない「守る技術」を見ていきましょう!