【IT基礎編】第5回:インターネットとクラウドの基礎知識

ネットとクラウド、違いはわかりますか?
スマホで動画を見るのも、パソコンで仕事をするのも、いまや当たり前に「インターネット」と「クラウド」が使われています。
でも、これらの仕組みや役割をきちんと説明できる人は意外と少ないかもしれません。
今回は、ITの土台ともいえるインターネットとクラウドの基本構造・特徴・違いについて、初心者向けに解説します。
インターネットとは?
インターネットとは、世界中のコンピューター同士をつなぐ巨大なネットワークのことです。
スマホやPCで「YouTubeを見る」「メールを送る」「調べ物をする」といった動作は、すべてインターネット上の他のコンピューター(サーバー)と通信して成り立っています。
インターネットの基本要素
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ルーター:家庭内や企業内のネットワークをインターネットへ接続する機器
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IPアドレス:ネット上の「住所」にあたる番号
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DNS:URL(例:www.example.com)をIPアドレスに変換する仕組み
☁️ クラウドとは?
クラウド(Cloud)とは、インターネットを通じて、遠隔にあるサーバーやサービスを利用する仕組みのことです。
「クラウド=空に浮かんでる」ではなく、「どこにあるかわからないけど、確実に使えるコンピューターリソース」という意味で使われています。
クラウドの代表例
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Google Drive / Dropbox:オンラインストレージ
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Gmail / Outlook:クラウド型メール
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Amazon Web Services(AWS) / Microsoft Azure / Google Cloud Platform(GCP):企業向けのクラウドインフラ
インターネットとクラウドの関係
クラウドはインターネットの上で動くサービスの集合体です。
つまり、
インターネット=道路クラウド=道路の上に建っているコンビニやビル
という関係に近いです。
なぜクラウドが重要なのか?
✅ メリット
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初期コストが低い(サーバーを買わなくていい)
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スピーディーに導入できる
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必要に応じてスケールできる(拡張/縮小)
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世界中どこからでもアクセス可能
⚠️ 注意点
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セキュリティリスク(データ漏洩など)
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オンプレミス(自社運用)とのバランス
✅ まとめ
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インターネットは「つながるための道路」
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クラウドは「その上で動く便利なサービス」
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クラウド技術は今後のITビジネスの中心に
次回は、**第6回「SIerとWeb系企業の違い – 働き方や開発スタイルを比較」**です。
企業ごとの働き方や開発手法の違いを具体的に見ていきましょう!