【IT基礎編】第1回:IT業界とは何か? – 定義と全体像をつかもう

ITってそもそも何のこと?
「IT業界」と聞くと、なんとなくパソコンやインターネットを使った仕事というイメージがあるかもしれません。でも実際には、それだけではありません。
IT(Information Technology)とは「情報技術」のこと。データを収集・保存・処理・送信するための技術全般を指します。
つまり、コンピューターやネットワークだけでなく、それらを使ったサービスやソフトウェア、システムの開発や運用もすべてITに含まれるのです。
IT業界とはどういう業界?
では「IT業界」とは何かというと、ITを使った製品やサービスを提供する企業が属する業界のことを指します。たとえば:
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パソコンやスマートフォンを作るメーカー
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業務システムを開発・運用するSIer
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Webアプリやサービスを提供するWeb系企業
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AIやIoT、クラウドを活用するテック系企業
などが含まれます。とても広くて多様な業界なんですね。
IT業界の主な分類
IT業界は、大きく以下のような領域に分けられます。
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分類 |
内容 |
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ハードウェア |
パソコン、サーバー、スマホなどの機器を開発・製造する領域。 |
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ソフトウェア |
アプリや業務システム、OSなどのプログラムを開発する分野。 |
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インフラ |
ネットワーク、クラウド、サーバー運用などの基盤を支える領域。 |
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サービス |
ITを活用した業務支援、コンサルティング、アウトソーシングなど。 |
IT業界の進化の歴史(ざっくり版)
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1970〜80年代:大型コンピューター時代(汎用機)
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1990年代:Windows普及とインターネット登場
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2000年代:Webサービスの拡大、ITバブル
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2010年代以降:クラウド、スマホ、AIの台頭
ITは技術の進歩が非常に早い業界。新しい技術が次々に登場し、業界の形も変わっていきます。
ITが支える現代社会
今やITは、私たちの生活やビジネスに不可欠なインフラです。以下のような場面にもITが活躍しています。
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電車の運行システム
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ネットショッピングやキャッシュレス決済
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スマホアプリやゲーム
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企業の業務システム(人事、経理、在庫管理など)
どの業界にもITは関わっており、「IT業界=他業界を支える存在」と言っても過言ではありません。
✅ まとめ
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ITとは「情報技術」のこと。データ処理や通信に関わる広い概念。
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IT業界は、ハードからソフト、サービスまで多岐にわたる。
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社会全体の基盤として、ITはあらゆる場面に浸透している。
次回は、**第2回「IT企業の種類とビジネスモデル」**で、SIer・Web系・スタートアップなどの具体的な企業タイプについて詳しく紹介します!