【IT基礎編】第7回:システムエンジニア・プログラマー・PMの仕事とは?

「ITの仕事」って、何をしてる人たち?
IT業界といえば「パソコンに向かって何かしてる人たち」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
しかし実際には、ITの現場にはさまざまな役割を持つ職種が存在しています。
今回はその中でも特に代表的な職種である、
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システムエンジニア(SE)
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プログラマー(PG)
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プロジェクトマネージャー(PM)この3つを中心に、それぞれの仕事内容や役割の違いを紹介します。
プログラマー(PG)とは?
プログラマーは、実際にプログラムを書く人=コーディング担当です。
システムエンジニアが設計した仕様書に基づいて、正確に動作するようにプログラムを組み立てていきます。
主な仕事内容
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ソースコードの記述(Java、Python、C#など)
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バグの修正(デバッグ)
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単体テストの実施
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技術的な調査・検証
システムエンジニア(SE)とは?
システムエンジニアは、システム全体の設計や仕様を決める担当者です。
クライアントの要望をヒアリングし、「どんな機能が必要か」「どう作るべきか」を整理し、プログラマーに指示を出します。
主な仕事内容
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要件定義(クライアントとの打ち合わせ)
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基本設計・詳細設計の作成
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プログラマーの進捗管理
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テスト仕様の策定・総合テスト
プロジェクトマネージャー(PM)とは?
PMは、プロジェクト全体の進行を管理するリーダーです。納期・予算・人員・品質をバランス良くコントロールし、プロジェクトを成功へ導く役割を担います。
主な仕事内容
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プロジェクト計画の立案
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タスクとスケジュールの管理
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チーム間の調整・リスク管理
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顧客・上層部への報告
3つの職種の関係性とは?
プロジェクトは、PM → SE → PGの順で構造的に動くことが多いです。
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PMが「どう進めるか」を決めて、
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SEが「何を作るか」を決めて、
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PGが「どう作るか」を実装する。
この3者の連携がうまくいくことで、良いシステムができあがるのです。
キャリアパスの一例
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初期キャリア |
中間キャリア |
上級キャリア |
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プログラマー |
システムエンジニア |
PM/ITコンサルタント/アーキテクト |
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ヘルプデスク |
開発リーダー |
CTO/プロダクトマネージャー など |
✅ まとめ
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プログラマー=コードを書く人
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システムエンジニア=設計し、指示する人
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プロジェクトマネージャー=全体を管理する人
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それぞれに明確な役割とスキルがあり、連携が大切
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キャリアは徐々にステップアップしていく仕組み
次回は、**第8回「IT業界のプロジェクトの流れ」**です。実際にシステムがどうやって作られていくのか、その工程を順を追って解説します!