【Minatoの事業】事例①

最終更新: 2020年12月1日


今回はMinatoの事業に関して少し事例をお話したいと思います。

元々はSI事業を生業にしてきた(今もですが)MinatoなのでSI事業に関しては紹介しきれないほどの事例があるわけですが、今回お話するのはデジタルコンサルティングの一環とでも言えばいいのでしょうか、ある飲食店におけるMinatoの関わりについてです。



飲食店プロフィール

「特急焼肉せいざん」


Minatoが日頃お世話になっている札幌に本社を構えるセイザングループが手掛ける焼肉店で、札幌市中央区にあるアクロスプラザ南22条に昨年11月オープンしました。


同社が手掛ける焼肉店は「GAJA恵庭店・小樽店」とあり「特急焼肉せいざん」はそれに続く店舗となりますが、注目すべきは北海道初となるレーン(注1)導入です。




(注1)飲食店では回転寿司店なのでよく見かける商品を席まで供給するためのシステム。

   その中で「特急焼肉せいざん」が導入したのは「特急レーン」と言われるもので、

   回転寿司店にあるレーンと違って直線的かつスピーディーに商品供給できるのが特徴。



厳選された高品質な肉がリーズナブルな価格で楽しめる「特急焼肉せいざん」は、広々とした店舗でファミリー層を中心に連日にぎわいを見せるお店です。(忖度抜きで、味はもちろんのことコスパの良さは他店を圧倒し、またとにかく豊富なメニュー、そして特筆すべきはデザートへの力の入れようでセイザングループにはパティシエの方もいるというから驚かされます。)


現在コロナ禍にあって日本全体、とりわけ札幌は大変な状況下にありますが、元々焼肉店というものは換気は他店の比ではないほど十分に行われていて、その上で同店はゆったりとしたテーブル配置により隣との距離も確保されており、+アルコール消毒等のコロナ対策にも万全を期しています。


またレーンで商品が運ばれる、オーダーシステムで商品を注文できることもあって、スタッフと来店客が接触することもなく、これもコロナ対策には大きな効果となっています。



システム導入効果

同店に導入されているシステムはもちろんレーンだけではなく、飲食店である以上レジ周辺はもちろんのこと、タッチパネルによるオーダーシステムや仕入れ商品を自動で発注するためのシステムなど至るところでシステムは飲食店の縁の下の力持ちとして活躍しています。

※セイザングループでは、同店のみならず先進的にシステム導入に取り組んでいます。


そもそも飲食店において店は劇場のようなもの、そして店のスタッフはキャスト、来店客は劇場に訪れる観客です。

観客はシステムを楽しむのではなく、その劇場で繰り広げられるお芝居であったり、ミュージカルであったり、同店で言えば「美味しい肉を心地よい空間で味わえる」が一種のエンターテイメントになって観客を魅了します。


従ってシステムはあくまで脇役です。


ですがシステムがあるとないでは大違い、同店のケースで言うと中でもレーンはこんなところで効果を発揮しています。


①商品提供スピードアップ

②人件費削減

③属人化排除


レーンで商品が運ばれることにより、来店客への商品提供スピードは従来のスタッフが席まで配膳することに比べ、格段にスピードアップしています。

狭い店舗ならともかく、広い店舗においてはその効果はより一層高まります。


また焼肉店だからこそ注文、配膳は、一般的なレストラン等の飲食店に比べてその頻度は極めて高く、混雑時にはその負荷たるや言うに及ばずです。(みなさんも混雑している店で注文をなかなか取りにきてくれない、注文した商品がなかなか届かないといった経験は少なからずあると思います。)

レーン(およびオーダーシステム)があることで、そこに割く人手が必要なくなりますので結果、飲食店においては大きな割合を占める人件費の削減に繋がります。


さらに属人化排除について配膳を経験された方はお分かりかと思いますが、配膳って相応のスキルが必要なんですよね。

配膳は来店客と接する瞬間であり、時にはその瞬間の応対が来店客にとって店の居心地、店の印象までを左右しかねませんので、接客マナーとしてトークはもちろんのこと、商品をテーブルに置くときの所作など気を遣う瞬間なわけです。

それがレーンがあることで厨房からボタンひとつで商品が席まで運ばれますので(オーダーシステムのおかげで注文を取りにいくこともありません)、はっきり申し上げて素人がいきなりでもできます。(かくいう私も飲食店で働いた経験はゼロですが、オープンからしばらくは「レーン担当」として働かせていただきました。)



レーンやオーダーシステムによって来店客が直接受ける恩恵は決して多くはないと思いますが、店やスタッフに与えてくれる恩恵はやっぱり相当なもので、間接的にもそれが商品のコストに反映したりして来店客にも恩恵を与えうるものだと実感します。



Minatoの関わり

先ほどから店の紹介、システムの紹介と続き、「でMinatoはどこに関わってるんだ?」って話ですが、MinatoはあくまでセイザングループをITでご支援する立場で関わっています。


同店で言えばレーンもオーダーシステムもレジシステムもMinatoが作ったものではありません。

しかしMinatoの事業ではシステムを作ることがすべてではなく、時には他社製品(サービス)の導入を支援したりもします。

大事なことは導入する側がシステムの恩恵を受けることですから。


それでもMinatoがお役に立てるのは、例えば他社製品(サービス)を導入するにあたり、製品選定、導入効果の仮説立て、導入時におけるベンダーとの調整、交渉などなど、同じ業界にいるからこそできることが結構盛沢山です。


冒頭でデジタルコンサルティングの一環と申し上げましたが、デジタルコンサルティングとは広い視点でのIT戦略立案等、経営面での関わりもあれば、システム導入時の顧客側IT担当として現場における関わりまで、やること(やれること)は幅広く存在します。(前回のブログでMinatoは創造力と課題解決力を売っていると申し上げましたが、経営面でも現場でも、戦略でも実践でもそれは変わりません。)


コンサルティングは虚業と揶揄されることもありますが、昔のイメージが強かったりするのかもしれませんね。(このあたりについては「【Minatoの事業】コンサルティングのスタイル」をご参照ください。)

形あるものを提供することだけがITにおいてサービスではありませんから、やはりMinatoは「モノ」を売るのではなく「コト」を売って顧客に貢献(通じて社会に貢献)することこそが存在価値です。(もはやコンサルティングという言葉の定義が曖昧になっている気もしますが。。。)



まとめ

で、今回のまとめです。


①飲食店においてもシステムは縁の下の力持ち

②Minatoは決してシステムを作る、システムを売るだけではない


飲食店に関わらせていただくことがなければ、普段飲食店を利用するくせについつい見過ごしがちだったシステム。

最近ではレジを見れば「どこの製品かな?」とか、職業病とも言える症状が。。。(笑)


システムは日進月歩の世界なので飲食店に今後与える恩恵は計り知れず、Minatoもより多くの知識と経験を蓄えて今後も飲食店、またその他業種業態においてもお役に立ちたく思います。(それにしても飲食店ってのは奥が深いですねえ。)


次回は同じくセイザングループが手掛ける焼肉店「焼肉ホルモンジンギスカン酒場れもん」についてご紹介させていただきます。(「特急焼肉せいざん」とは違うコンセプトと言いますか、こちらも非常に興味深いお店です。)



雑談

今日から12月。

このブログを書き始めたころは連日の猛暑、酷暑を話題にしていたと思ったら。。。

今年もあっという間ですね。


それにしても2020年は激動と言えば激動、本来なら東京オリンピック開催など歴史に刻まれるはずだったのが、別のことで歴史に刻まれようとするとは何ともやるせない気もします。


「人生万事塞翁が馬」

人生における幸不幸は予測しがたいということ。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ。


こんな故事が今の大変なこの状況下に適しているとは思いませんが、2021年は今年を払拭するような良い年になることを願わずにはいられませんね。



今日もここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございます。