【Minatoの事業】チーフ・デジタル・オフィサーの重要性


前回はDX(デジタル・トランスフォーメーション)についてお話させていただきました。


DXについてはもう他人事ではない、ある意味「待ったなし」ですね。

(うちもDXの波に乗り遅れないよう頑張ります!)


さて今回はこれまた最近よく耳にするチーフ・デジタル・オフィサー(以後、CDO)についてのお話です。


CEOやCOOなど、「チーフ・○○・オフィサー」という言葉はかなり以前からあって日本企業にも一定以上の定着を見せていると思います。

取締役とか部長とかといった肩書とは一線を画し、その人が企業(組織)においてどういう役割を担う人なのかを示すものですが、以前はIT系、技術系のトップは「CIO(チーフ・インフォメーション・オフィサー)」「CTO(チーフ・テクニカル・オフィサー)」が知られていたところに近年CDOが加わるとともにその重要性、必要性が高まっています。



IT化とDX化

CDOの重要性を語る前に「IT化」と「DX化」についてのお話です。


IT(インフォメーション・テクノロジー)という言葉はもはやみなさん誰もが知っているものと思いますが、ここのところ「DX」という言葉が一気に普及してきています。

そうすると「IT化する」ことと「DX化する」ことは一体何が違うんでしょう?


IT業界にいる我々でさえ、たまにごちゃごちゃになってしまいがちですが、これも「そうそう、これこれ!」といった内容で記載されている記事がありました。

それによるとIT化とDX化の違いはこう記されています。


IT化 ・・・ 業務効率化などを目的として、情報化やデジタル化を進めること


DX化 ・・・ ITを手段として変革を進めること



「IT」と「デジタル」自体の言葉には明確な定義があるんだかないんだか(もしご存じの方がいらっしゃれば教えてください!)、個人的には「IT・・・技術そのもの」「デジタル・・・技術の応用」と理解しているのですが、ここを気にし始めると話がややこしくなるのでこれら言葉の定義はいったん置いておいて、「IT化」と「DX化」の違いは「改善→企業内に影響(恩恵)を及ぼすものがIT化」「改革(変革)→企業外にも影響(恩恵)を及ぼすものがDX化」というふうに考えてみると少し分かりやすくなるかもしれません。


つまり「IT化」はITという技術そのものを取り入れ、それを業務や組織に直結させることで業務効率化などを実現していくわけですが、基本的には業務や組織、ビジネスモデル、経営などが大きく変わるものではありません。

一方で「DX化」はITという技術そのものを取り入れるがそれはあくまでほんの一部の手段の話であって、目指すところはITを組み入れながら業務、組織、ビジネスモデル、時には経営を変化させることによって企業の市場における競争優位性を確立していくことにあります。


そもそもIT化とDX化は目的も違うし、取り組む規模も違うし、リスクも、得れる結果も異なります。


では今後、我々企業は「DX化」を進めていけば良くて「IT化」は不要かと言えばそうではなくて、前回のブログでご紹介した「DXへの3ステップ」のうち1番目の「デジタルパッチ」はIT化を示すと考えれば、IT化はDX化への第一歩とも言えるわけです。


(参考:【Minatoの事業】デジタル・トランスフォーメーション)



CDOの役割

企業がDXを進めようとするにあたり必要不可欠な存在と言われているのが「CDO」です。ではCDOはいったいどんな役割でどういうスキルが求められるのでしょうか?


CDOの役割を語るにはCIOと比較してみると分かりやすいかもしれません。



CIO・・・ITを活用して企業内の安定、効率、組織全体最適を実現する人(責任者)


CDO・・・ITを活用して企業のビジネスモデル創造、価値創出を実現する人(責任者)


※これらは明確な定義とは言えないかもしれませんが、そう大きく外してはいないと思います。


こうして並べてみると求められるCIOは内向きでCDOは外向きとも言えますし、CIOは「IT化」を進める、CDOは「DX化」を進める、とも言えるのではないでしょうか。


そしてCIOとCDOでは求められるスキルもおのずと異なることはご理解いただけるかと思います。

CIOはITを理解し、かつそのITを取り入れる業務や組織を理解していることが求められるのに比べ、CDOはITや業務にとどまらず市場や顧客、ビジネスモデルに経営そのものまで理解しておく必要があります。


つまりCDOは同じIT、技術系のくくりにあっても経営レベルにまで踏み込んでいくわけですから、より高度な知識や経験を求められるのがCDOとも言えますね。



CDOの重要性

「DX化」を進めるといっても、企業によってその内容は個々それぞれです。

「IT化」を実現することで市場での競争優位性を確立できればそれは「DX化」とも言えるかもしれません。

何が言いたいかというと、「DX化」には明確な答えがあるわけでもなければ企業規模、事業規模が違えば当然その答えは変わって然るべきであるということなので、「DX化」における「変革」は、最初から「変革」という言葉を必要以上にドラスティックに捉える必要はないということです。

※結果的にドラスティックな変革が必要になるかもしれませんが、最初からそう考えてしまっては「DX化」を進める気力すら失いかねません。



大事なことは以下であるとMinatoは考えています。


①企業は市場での競争優位性を確立するためにITを取り入れた変革をまず意識し、第一歩を踏み出すこと

※「ITなき変革」はこの時代、これからの時代、もはや不可能でしょう。


②変革は「経営」「組織」「IT」の三位一体で進めること

※もう何回言ってますかね、このフレーズ。。。


③変革にはCDOを据えること

※内容、規模によってCIOと言えるかもしれませんがそれはさておき、要は「IT」を担う人物(チームでも構いません)なくして変革は実現できないということで。



①、②、③が揃ってようやく「DX化」のスタートラインに立てるわけですが、これらは「変革 = ドラスティック」を前提に置くのではなく、その企業にとっての変革を探しながら進めていくことが大事だとも考えています。


そして「DX化」を進める上でCDOとは、CEOがいないと企業経営が成り立たないのと同じぐらい重要なポジションでもあるわけです。



こんな話をしていると中小企業にはあまり無縁の話のように聞こえてしまうかもしれませんが、決してそんなことはありません。

企業がこれから生き抜くためのDXですから企業規模は関係ありません。



まとめ

前回はDX、今回はCDOについてお話させていただきましたが、読む方によっては分かりづらいところもあろうかと思います。


なので、前回、今回ともこのまとめだけでも読んでいただけると大変うれしく思います。

(全部読んでいただければ、もっとうれしいです。)



今回のまとめは以下のとおりです。


①DXに企業の規模は関係ないこと。

(大企業はやるけど中小企業はやらないとかって話ではない)


②DXにはCDOが必要不可欠であること。

(DXを進めるにあたり重要な一角を担うのがCDO)


③CDOはCIO以上にITだけでなくより高度な知識、経験を必要とすること。

(こういう人材がなかなか採用できないわけですけど)



以前本ブログで「Minatoはお客様の情報システム部門になります!」とお伝えしましたが、Minatoという会社は組織を上げてCDOも、CIOも、PM(プロジェクトマネジメント)も、SEも、PGもやります。


つまりお客様に対して上流(経営層でのIT戦略)から下流(現場層での開発)に至るまで幅広くご支援できる企業であり、あくまでお客様と同じ目線、同じ立場になって、ともに考えながら「IT化」「DX化」を進めていく企業です。


それらをまとめて「情報システム部門」と言っているわけですが、細かく言えば時代とともに「情報システム部門」も役割が増えているということですかね。



雑談

本日Minatoは満6歳を迎えました。

※2014年10月20日創業


企業の中ではまだまだ創業期、黎明期と言えるぐらいなのかもしれませんが、それでもここまで何とかやってこれて今日晴れて満6歳の誕生日を迎えれたことには大変うれしく思います。


世の中多くの企業が残念ながら道半ばで途絶えていること、このコロナ禍による経済状況の悪化はそれに拍車をかける事態であったこと、そういった中で今日を迎えれたことはひとえにこれまでMinatoを支えてくださった方々(今も支えてくださる方々)のおかげです。


この場を借りて厚く御礼申し上げます。


とは言え、Minatoもこれからが勝負(毎年が勝負)でありますので来年同日もこうして皆様に向けてブログを発信できるよう(来年の今頃はMinato恒例の周年記念パーティができていることを祈りつつ)努めていきたく思います。



今日もここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございます。

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